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 ▼サッカー観を根本的に  kanzo98 10/2/16(火) 0:30
   ┣Re:サッカー観を根本的に  snow 10/2/16(火) 18:23
   ┣Re:サッカー観を根本的に  おてしよ 10/2/16(火) 20:34
   ┃  ┗Re:サッカー観を根本的に  コメット 10/2/16(火) 22:41
   ┃     ┣Re:サッカー観を根本的に  おてしよ 10/2/16(火) 23:26
   ┃     ┗Re:サッカー観を根本的に  oioi 10/2/16(火) 23:42
   ┃        ┗Re:サッカー観を根本的に  コメット 10/2/17(水) 0:15
   ┗Re:サッカー観を根本的に  [名前なし] 10/2/16(火) 21:45
      ┗名前が…  三十鹿 10/2/16(火) 21:46

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 ■題名 : サッカー観を根本的に
 ■名前 : kanzo98
 ■日付 : 10/2/16(火) 0:30
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   中国戦、香港戦、韓国戦を戦って、結局何が露わになったのだろうか。
まず、
1.岡崎、玉田、大久保の「ちょろちょろFW」が全く使い物にならなかった、ということ。また、
2.香川が全く期待はずれだった、ということ(鹿島はあんなのとらなくてよかったと思う)。
3.戦っているのは中村憲剛と遠藤、稲本、内田だけだったが、中村、遠藤、稲本は相互に孤立していたということ(或いは、ゴール前を固められると、「ちょろちょろFW」が使えない分、手も足も出なくなるということ)。
4.闘莉王は効いていたが、チームの約束として攻撃力を封印し、ただのDFとして使おうとばかりしているということ(だから、闘莉王が攻撃参加しはじめると、とたんにDFが脆くなってしまうこと。闘莉王の攻撃参加を想定したフォーメーションが出来ていないということ)。
5.岩政というバックアップに十分な練習機会を与えていないということ(或いは、闘莉王がいなくなると、DF力ががた落ちになるということ)。
6.チームの軸、核、中心となるリーダーがいないということ
7.岡田は頭が固く、柔軟な選手起用ができないということ
8.そもそも、各ポジションに、ちゃんとしたバックアップが用意されていないこと。
(大久保がダメになると香川。玉田や岡崎がダメなら誰だ。森本か??中村憲剛や中村俊輔がダメになると金崎や本田?松井?遠藤や長谷部の代わりは稲本?今野?阿部?闘莉王や中沢の代わりは岩政?楢崎の代わりは??)

……で、こういうミクロな話は置いといて、もっと巨視的にみれば、

9.中国、韓国、香港に比べて、日本のフィジカルは見劣りがした。
10.日本の技術は、中国、韓国、香港のフィジカルを打破できるものではなかった。
11.日本の攻撃は単調で、雑だった。サイドチェンジや、フィールドを広く使ったゲーム作りはなされず、遅速の変化、リズムの変化もなく、カウンターもなかった。

さて、この状況は、国内組ばっかりだから出現した状況なのだろうか?
中村俊輔が帰ってきて、長谷部、森本、本田や松井が復帰すると、劇的に変化するのだろうか?
仮に劇的に変化するとして、中村俊輔が、またぞろ調子悪いという(またこれだ。ジーコジャパンを崩壊させた元凶、中村。口ばっかりで、いざというときに平気で調子を落とす)。中村に頼ってチームを作ってきた挙句、彼がダメならどうなるのか。

また、ジーコが最後に呻くように言った、「日本人のフィジカル問題」。
オシムは、これに正面から答えず、「日本人にあったサッカーを」と言った。そうして、そのご託宣をありがたいものと思い、「日本人の敏捷性を伸ばせばいいんだ」とやってきたのだったが。これはしかし、問題を隠蔽しただけだったんじゃないか。オシムのご託宣は結構だが、その破綻が見えたのが、この東アジア選手権だったのではないか。

中国人や韓国人も同じ東洋人。白人や黒人に比べ、フィジカルは劣るのだろうが、しかし、日本人は中国人や韓国人にもフィジカルで劣る。これは、やはり強化の仕方や、サッカー観が根本的に間違っているのではないか。日本サッカーには、パワー、力わざの観念がなさ過ぎるのではないか?

中国や韓国チームには、力技、パワープレイをする感性がある。怒涛の攻撃をしてくる瞬間がある。しかし、日本チームには、ずっとそのような感性が欠けている。力で畳み掛ける、力で押す、押し返すというものが。そもそも、サッカー観戦をする場合、サッカーを批評する場合に、力技や、パワープレイに対する蔑視すら感じることがある。パワープレイをしよう、という話にならないのがその証拠だと思う。

しかしどうなんでしょう。ドイツW杯でオーストラリアに負けたのは、まさにその力技に屈したのではなかったか。また、フランスW杯、アルゼンチン戦で、我々が目にしたのは、彼らの屈強なDFと攻撃だったのではなかったか。今回の中国チームも、体の大きい選手を揃え(彼らは昔からそうだが)、技術も向上していて、結局、日本チームは、その屈強なDFを崩すことができなかった。

オシムは、「ありのままの君でいい」と言ってくれたのではあったが、それは今回の3連戦で破産したと私は思う。むしろ、真の問題から目を背けたことで、同じ東洋人の中国と韓国にもフィジカルで劣るという悲惨な遅れを生む結果になったと思う。中村俊輔が操るちょろちょろFWの夢は恐らく屈強なDF陣の前になすすべもなく崩壊し、きっと悲惨な3連敗という結果になるのだろうと思う。日本サッカーは、やはり、屈強な肉体を持つ選手を、サッカー選手に仕立てるよう訓練するという、地道な努力から、再度出発しないといけない……と本気で思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:サッカー観を根本的に  ■名前 : snow  ■日付 : 10/2/16(火) 18:23  -------------------------------------------------------------------------
   kanzo98さん、はじめまして、こんにちは。
長文お疲れ様です。

ほとんど同意です。特にフィジカルについてはおっしゃるとおりでしょう。
中国・韓国戦では日本代表のほうが相手より先にバテたように感じたのでこれまでの強化はいったいなんだったのだろう?まったく無意味なものだったのではないかとさえ思いました。
ここだけの話というか超個人的にですが日本人がフィジカルコンタクトに弱いのはJ審判のせいもあるんじゃないかと・・・、激しいプレーと危険なプレーがほとんど区別されてないんですよね。

個人的にはジーコのサッカーであれオシムのサッカーであれ日本人がやれば例えどんな戦術だろうと日本らしいサッカーになると思っています。
トータルフットボールは一人オランダだけのものではなく形は違っても今では世界中で取り入れられていますし、サッカーってこうでなければ駄目というそんな狭い競技じゃないですからね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:サッカー観を根本的に  ■名前 : おてしよ  ■日付 : 10/2/16(火) 20:34  -------------------------------------------------------------------------
   ▼kanzo98さん:

>また、ジーコが最後に呻くように言った、「日本人のフィジカル問題」。
>オシムは、これに正面から答えず、「日本人にあったサッカーを」と言った。そうして、そのご託宣をありがたいものと思い、「日本人の敏捷性を伸ばせばいいんだ」とやってきたのだったが。これはしかし、問題を隠蔽しただけだったんじゃないか。オシムのご託宣は結構だが、その破綻が見えたのが、この東アジア選手権だったのではないか。
>
>中国人や韓国人も同じ東洋人。白人や黒人に比べ、フィジカルは劣るのだろうが、しかし、日本人は中国人や韓国人にもフィジカルで劣る。これは、やはり強化の仕方や、サッカー観が根本的に間違っているのではないか。日本サッカーには、パワー、力わざの観念がなさ過ぎるのではないか?
>
>中国や韓国チームには、力技、パワープレイをする感性がある。怒涛の攻撃をしてくる瞬間がある。しかし、日本チームには、ずっとそのような感性が欠けている。力で畳み掛ける、力で押す、押し返すというものが。そもそも、サッカー観戦をする場合、サッカーを批評する場合に、力技や、パワープレイに対する蔑視すら感じることがある。パワープレイをしよう、という話にならないのがその証拠だと思う。
>
>しかしどうなんでしょう。ドイツW杯でオーストラリアに負けたのは、まさにその力技に屈したのではなかったか。また、フランスW杯、アルゼンチン戦で、我々が目にしたのは、彼らの屈強なDFと攻撃だったのではなかったか。今回の中国チームも、体の大きい選手を揃え(彼らは昔からそうだが)、技術も向上していて、結局、日本チームは、その屈強なDFを崩すことができなかった。
>
>オシムは、「ありのままの君でいい」と言ってくれたのではあったが、それは今回の3連戦で破産したと私は思う。むしろ、真の問題から目を背けたことで、同じ東洋人の中国と韓国にもフィジカルで劣るという悲惨な遅れを生む結果になったと思う。中村俊輔が操るちょろちょろFWの夢は恐らく屈強なDF陣の前になすすべもなく崩壊し、きっと悲惨な3連敗という結果になるのだろうと思う。日本サッカーは、やはり、屈強な肉体を持つ選手を、サッカー選手に仕立てるよう訓練するという、地道な努力から、再度出発しないといけない……と本気で思う。

とても鋭い考察ですね! 
 多くのサッカーファンの方は、ドイツW杯での惨敗は、“黄金の世代の選手を生かしきれなかった監督であるジーコが悪い”というような認識が一般的のようになっていますが、私は常々その認識は、違うんじゃないかと思っておりました。もちろん、監督としてジーコにも責任の一端はあるでしょう。しかしながら、日本代表が抱えていた本当の問題点は、まさに「日本人のフィジカル問題」であり「自己責任を負えないメンタルの問題」にあったはずなのです。

 オシム監督は、その「日本人のフィジカル問題」のひとつの答えとして、オシム流のロジックで欧州の組織的なサッカーをベースとしたサッカーで、この問題の解決を図ろうとしていたと思われます。残念ながら、自身の体調の関係で志半ばでリタイアしてしまいましたが、もしオシム監督がそのまま日本代表を率いていたら、現在はきっとサンフィレッチェ広島のような組織的で攻撃的なサッカーになっていたのではないかと思っています。

 オシム監督の出した答えが本当に正解だったのか否かは、今となっては全くわかりません。しかしながら、その後を担った岡田ジャパンの現状は、見ての通りの結果です。単に組織的に攻めるとか、考えながら走るとか、プレスをどの位置で掛けるとか、そんなことではなく、kanzo98さんが書かれている通り、もっと本質的なものが日本代表には欠けていて、そこをきちんと対策しないと世界に追いつくことなんて到底無理なことなのではないでしょうかね…。

 愛する日本のために全力で戦った指揮官ジーコが最後に言い残した「日本人のフィジカル問題」という言葉は、まさに核心をついていましたね。

長文失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:サッカー観を根本的に  ■名前 : コメット  ■日付 : 10/2/16(火) 22:41  -------------------------------------------------------------------------
   ▼おてしよさん:
>▼kanzo98さん:
>しかしながら、日本代表が抱えていた本当の問題点は、まさに「日本人のフィジカル問題」であり「自己責任を負えないメンタルの問題」にあったはずなのです。

うーん、フィジカルについては御二方の意見に同感ですが、黄金世代に対しメンタル面を問題とするのはどうでしょうね。彼等はWユース・五輪・W杯と大きな舞台で結果を出してきた経験と実績を持った選手達。つまりプレッシャーの掛かる大会でメンタルの問題を克服して結果を出してきた選手達なんですよね。
そういうと2006年の俊輔はどうなんだと言われそうですが、一人の選手に固執し、依存したのがそもそもの間違いだったように思います。当然ですが、彼一人ではそこまで強い選手ではない。調子が悪ければ小笠原なり、小野なり、今だったら本田なり、松井なりにバッサリ代えるくらいのチーム作りと環境が必要ではなかったかと思います。

フィジカルについては今後10年、20年と掛けて解決しなければ行けない問題ではあると思いますが、監督云々について絡めるべきでもないと感じます。
トルシエはともかくとして、他の監督は日本を良く知っていた監督、フィジカルの問題を熟知した上で監督に就任し、「日本の良さ」を引き出そうとやっていたわけですよね。そしてトルシエ監督が結果を出したように「可能性」はやはりある、と。
ただ、どの時代でも前線にはそれなりに身体を張れて強い選手(隆行や高原、巻など)を使っていただけに、岡田監督のやり方が極端過ぎるのは気に掛かるところですけど。(狙いは分かるが、本気で研究し「潰し」に掛かってこられたらどうするのか?、W杯では格上のチームでも慎重に戦って来ると思うのだが)

岡田続投は残念ですが、今の代表に対し厳しく取り出される雰囲気が嬉しくも懐かしく思ったりします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:サッカー観を根本的に  ■名前 : おてしよ  ■日付 : 10/2/16(火) 23:26  -------------------------------------------------------------------------
   ▼コメットさん:
>▼おてしよさん:
>>▼kanzo98さん:
>>しかしながら、日本代表が抱えていた本当の問題点は、まさに「日本人のフィジカル問題」であり「自己責任を負えないメンタルの問題」にあったはずなのです。
>
>うーん、フィジカルについては御二方の意見に同感ですが、黄金世代に対しメンタル面を問題とするのはどうでしょうね。彼等はWユース・五輪・W杯と大きな舞台で結果を出してきた経験と実績を持った選手達。つまりプレッシャーの掛かる大会でメンタルの問題を克服して結果を出してきた選手達なんですよね。

 その通りです。そのWユース・五輪・W杯と大きな舞台で結果を出してきた経験と実績を持った選手達でさえ、期待された最も年齢の熟した時期に惨敗という信じられない結果を残してしまいました。もちろん監督の責任もあるでしょう。しかしながら、結局のところひとつのチームにまとまりきれなかったことは、選手が本当の意味で成熟したメンタルではなかったとしか言いようがありません。もちろん日本サッカー史上、技術的にもメンタル的にも最も素晴らしい選手達が集まったにもかかわらずです…。ですから、これは本質的な問題なんだなと理解しています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:サッカー観を根本的に  ■名前 : oioi  ■日付 : 10/2/16(火) 23:42  -------------------------------------------------------------------------
   ▼コメットさん:
>▼おてしよさん:
>>▼kanzo98さん:

せっかくですから、今度は逃げないで、

1.なぜあなたのいう素晴らしいトルシエは監督として成功しないか。沖縄の監督?は世界レベルでは4流でしょ
2.ジーコは後に比較的成功したのはなぜか。成功といえるかどうかは別として・・・トルシエよりは。

 私は、ただ単純にジーコのときは黄金世代のピークが過ぎ、ブロンズ以下だったことに加え、ヨーロッパだったこと。トルシエは黄金世代の黄金期であり、ホームだったから。ピークは2004辺りだったであろうと思います。 ttp://www.nikkansports.com/soccer/japan/data//jp-zico_japan.html

 それから、皆さんの言うフィジカルについては、もっともだとは思いますが、どうなんでしょう?
 鹿島はセレーゾ時代、腹立つほど走らなかった。今は、全員よく走っている。戦術的な連動性があれば、日本人はがんばれる。しかし、何の戦術も連動性もないと、走るのがばかばかしくなる。セレーゾがまさしくそう。
 岡田は、戦術も無いのに走れという。走ることが大切だという。選手はW杯に出たいから走るしかない。本当に馬鹿みたいに走る長友は、いい選手なのかな?休むときに休んで、メリハリと連動性をかみ合わせるから効果的な攻めになるんでしょ。
 こういう連動性に関してはジーコは弱かったが、選手の個が話し合い、決定することで選手の自立と日本人の成長を促したのではなかったか。
 たしかにフィジカルは以前韓国より弱かっただろう。今も新井場とパクチュホの違いが象徴している。しかし監督がやることをやってないから分からない。たとえば、ヒディンクが今、日本の監督なら、しっかり走るのではないだろうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:サッカー観を根本的に  ■名前 : コメット  ■日付 : 10/2/17(水) 0:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼oioiさん:
>▼コメットさん:
>>▼おてしよさん:
>>>▼kanzo98さん:
>せっかくですから、今度は逃げないで、

別に逃げちゃいないんだがね。

>1.なぜあなたのいう素晴らしいトルシエは監督として成功しないか。沖縄の監督?は世界レベルでは4流でしょ

トルシエが「成功」してないなんてとんでもない話しだと思います。
日本、そしてアフリカの幾つかの国で「成功」と言える実績を残しています。
欧州のクラブでは上手く行かなかったのは事実ですが、そもそもクラブレベルで実績を残してきた監督ではなく、代表レベルの発展途上国での実績が主です。
ようは彼のスタイルがそういった国にもっともフィットしたんだと考えます。(やたらと選手やフロントと衝突する性格も常に行動を共にするクラブ向きではないのかも)

>2.ジーコは後に比較的成功したのはなぜか。成功といえるかどうかは別として・・・トルシエよりは。

彼のやりたいサッカーを実践する選手の有無の差だと考えます。フェネバフチェには7人ものブラジル人選手がいて、それ以外にも個人技を持った選手がいたのでしょう。おそらくブラジル代表にも彼ならフィットできるのではないかと思います。
逆に日本のようにクレバーだが個人技に欠けるチームだと、手の打ちようがないと言う印象です。もちろん経験不足もあったでしょうけどね。
ようはスタイルがフィットしなかったのが最大の問題だったのだと考えますね。

ちなみに俺は良く批判しているけれど、「監督ジーコ」も決して悪い監督だと思ってませんよ。
常に成功とはいかないまでも、フェネルバフチェでは大きなことを成し遂げ、幾つかのクラブからオファーを受け取る存在ですからね。
でも、「日本代表」となれば別問題。日本人の俺にとってはあの4年間が全てなのですから…。

> 私は、ただ単純にジーコのときは黄金世代のピークが過ぎ、ブロンズ以下だったことに加え、ヨーロッパだったこと。トルシエは黄金世代の黄金期であり、ホームだったから。ピークは2004辺りだったであろうと思います。 

そのピークの時期でも試合内容が酷かったのが問題だったと思います。優勝したとは言え、アジアカップの試合内容は到底「世界でも勝てる」と期待を持たせるものではなかった。2000年とは比べると、特に。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:サッカー観を根本的に  ■名前 : [名前なし]  ■日付 : 10/2/16(火) 21:45  -------------------------------------------------------------------------
   ▼kanzo98さん:
横からすみません。話がそれてしまうかもしれませんが・・・。

『日本サッカーは、やはり、屈強な肉体を持つ選手を、サッカー選手に仕立てるよう訓練するという、地道な努力から、再度出発しないといけない……と本気で思う。』
まさにその通りだと思います。


日本人が優れているとされる、「敏捷性(アジリティー)」とは急激な停止動作を含んだ方向変換能力です。この動作だけを磨いていても、世界に通用するのかはなはだ疑問です。
サッカーという競技はバレーボールのようなノーコンタクトスポーツではなく、コンタクトがルールで許されているコンタクトスポーツです。
この類のスポーツを行っているのに、コンタクトのことを考えずに強化を図る自体、非常にナンセンスな問題だと思います。
私は「コンタクトをした後ボールを扱う」「コンタクトをしながらボールを扱う」のがサッカーと思っています。
それに、敏捷性は限られたエネルギーから生まれる動作なので、90分持つわけがありません。必ずペース配分を考えた動きをしなければなりません。


これは、この間のU17の試合を見ていて思ったのですが…。
日本は高度な技術や戦術には長けているため、高度な技術や戦術が身についていない相手には、組織的にはある程度通用するが、コンタクトを伴う1対1の場面ではことごとく競り負けていたのを鮮明に覚えています。
海外の選手は「ここぞ」というときの走る速さや競り合う力は日本人のはるかに上をいっているように思えたのです。
年明け早々のベネズエラ戦でしたっけ?相手の7番の選手覚えていますか?あの屈強な身体なのに、まだ17歳って言うのにとても驚きました。

このフィジカルを強化するためには、大人になってから強化するのでは遅いので、幼少期からの強化が必要になると思います。
小学生までは確実にボールを操る術を身に付け、中学生ではコンタクトを交えたボールの扱い方、高校生で戦術やより高い技術指導を行うべきだと思います。
今のような小学生から「勝つためのサッカー」を仕込むのではなく、成人してから勝てるようにする準備が必要だと思うのです。
なので、U17〜U20では世界には今ほど、通用しないことになりますが、U23を越えたあたりからコンタクトが強い選手が多く排出されるのではないかと。
A代表になれば、基本的な技術がしっかりしているので高度な戦術にもついていける能力がつく…。なんて想像しています。

技術や戦術はしっかりとした体力があってこそ発揮される。
体力があれば、技術や戦術は後からついてくる。

サッカーに携わる多くの指導者やフィジコの考え方を一層しなければならない時かもしれません。
走るだけじゃコンタクトプレーは強くならないよ・・・。と。

長文、駄文すみません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 名前が…  ■名前 : 三十鹿  ■日付 : 10/2/16(火) 21:46  -------------------------------------------------------------------------
   すみません。
名前を入れ忘れました…。
三十鹿です。

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