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 ▼これから  鹿安 12/4/15(日) 11:30

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 ■題名 : これから
 ■名前 : 鹿安
 ■日付 : 12/4/15(日) 11:30
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   昨日の前半は不満が多く、ハーフタイムでトイレに登るスタンドの階段途中
から見上げたサポの女の子たちも、半分ベソをかいている顔がありトイレの
列も暗いものでした。
確かに、前半は、支配して攻撃というのではなく、ある程度相手に持たせて
自分たちの守備を点検しながら攻める、というやり方で、決定的な崩し形を
作ろうというところまでは至ることができなかった。それで0−0でした。
スタンドからは、「向こうが気持よく攻めてくるのにこっちはミスが多く打
開できないじゃない。」と見えたので、僕も暗い表情でした。
しかし、後からよく考えると攻撃のポテンシャルは常に潜在していました。
興絽も大迫も数回決定機を作ったし、惜しいシュートも打てていた。

昔、国立に来ていたころのアントラーズは後半20分まではゲームのバラン
スを取っていて、20分過ぎ、相手の選手交代策を見極めたうえで交代策を
打ち、得点、逆転して勝つ、ということがよくありました。
均衡したゲームで長谷川であり、本山が出てくると、相手サポーター席から
あきらめのため息が出たものでした。
昨日は、これを思い出しました。
守ってカウンターというのは、決して弱いチームというのではなく、90分
を管理しきるということだと思います。(コマーシャルな映像や今の若い代
表のサッカーなどではこれは望めません。)

昨日は、2列目の守備が浦和のときとは全く違いました。ある意味、浦和よ
りスピーディで幅が広く破壊力のある東京を抑えた昨日のゲームは、梶山の
不在をさし引いても、2列目の小笠原がフェリペや野沢の守備機能をこなし、
遠藤が作る役をやったという意味で、なかなかでした。
かつてのビスマルクと小笠原がそうでした。若い選手はよく背中を見てほし
い。
人間ですから、90分を通して常に理想的な展開、スピードは保てない。
能力を秘めつつ運営し、カウンターのスイッチで一撃で仕留める、技術が冴
えわたる。そういう戦い方を、しばらく続けていくのはどうだろうか。
ベースを確認してから次の段階だと思うのです。期待でわくわくです。

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