Page 398 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼これから 鹿安 12/4/15(日) 11:30 ─────────────────────────────────────── ■題名 : これから ■名前 : 鹿安 ■日付 : 12/4/15(日) 11:30 -------------------------------------------------------------------------
昨日の前半は不満が多く、ハーフタイムでトイレに登るスタンドの階段途中 から見上げたサポの女の子たちも、半分ベソをかいている顔がありトイレの 列も暗いものでした。 確かに、前半は、支配して攻撃というのではなく、ある程度相手に持たせて 自分たちの守備を点検しながら攻める、というやり方で、決定的な崩し形を 作ろうというところまでは至ることができなかった。それで0−0でした。 スタンドからは、「向こうが気持よく攻めてくるのにこっちはミスが多く打 開できないじゃない。」と見えたので、僕も暗い表情でした。 しかし、後からよく考えると攻撃のポテンシャルは常に潜在していました。 興絽も大迫も数回決定機を作ったし、惜しいシュートも打てていた。 昔、国立に来ていたころのアントラーズは後半20分まではゲームのバラン スを取っていて、20分過ぎ、相手の選手交代策を見極めたうえで交代策を 打ち、得点、逆転して勝つ、ということがよくありました。 均衡したゲームで長谷川であり、本山が出てくると、相手サポーター席から あきらめのため息が出たものでした。 昨日は、これを思い出しました。 守ってカウンターというのは、決して弱いチームというのではなく、90分 を管理しきるということだと思います。(コマーシャルな映像や今の若い代 表のサッカーなどではこれは望めません。) 昨日は、2列目の守備が浦和のときとは全く違いました。ある意味、浦和よ りスピーディで幅が広く破壊力のある東京を抑えた昨日のゲームは、梶山の 不在をさし引いても、2列目の小笠原がフェリペや野沢の守備機能をこなし、 遠藤が作る役をやったという意味で、なかなかでした。 かつてのビスマルクと小笠原がそうでした。若い選手はよく背中を見てほし い。 人間ですから、90分を通して常に理想的な展開、スピードは保てない。 能力を秘めつつ運営し、カウンターのスイッチで一撃で仕留める、技術が冴 えわたる。そういう戦い方を、しばらく続けていくのはどうだろうか。 ベースを確認してから次の段階だと思うのです。期待でわくわくです。 |