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 ▼はじめまして  鹿島野郎 15/6/17(水) 23:43
   ┗Re:はじめまして  多角 15/6/18(木) 23:51

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 ■題名 : はじめまして
 ■名前 : 鹿島野郎
 ■日付 : 15/6/17(水) 23:43
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   初めてこの板に来たが深い内容が多くて感動した。ワシはJ初年度から鹿島を応援しているが今年が1番見ていて楽しくない、まぁ要因は多々あると思うが、とにかく失点に直結するようなミスが多く(特定の人物という訳では無いが当然、守備の役割をしている人間の比率が高くはなる)、せっかく、そこまでは気持ちの入った良い試合をしているのに、ほんの些細な集中力の欠如や技術的なミスもそうだが、それによってあっけなく点を失いそのままガクガクガクとチーム指揮が下がっていき盛り返せないまま試合が終わるみたいな、応援している側としては悲しくなる様な試合が多い。これはやはり弱いという事なんだなと最近思ってます。2007年から黄金時代を築き、2010年ぐらいまでは本当に国内ではよく勝ったと記憶しています。その後も黄金時代の残り香で2011.2012も一応タイトルは取りました。そして2013.2014とスタイルは変わったものの、それなりのサッカーである程度勝っては来ました。しかし今年は本当にその残り香も完全に消えて別のチームになってしまい(常勝.王者)などといった応援フラッグはお門違いもいいところで恥ずかしく感じています。これから鹿島はどうしていくべきなのでしょうか? 勝てない中位〜下位をウロウロする様なチームになってしまうのでしょうか? 本当にここ最近は怖く感じながら試合を見ています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:はじめまして  ■名前 : 多角  ■日付 : 15/6/18(木) 23:51  -------------------------------------------------------------------------
   ▼鹿島野郎さん:
はじめまして。Jリーグ開幕以前からの鹿島の歴史は財産ですし、それを知る人がまだまだ沢山いるのは心強いかぎりです。今の鹿島は守備面で、おいおいと思う事がたしかに多すぎです。が、戦力的に凋落したチームかと言うと、私はそうは思いません。対戦相手に応じた戦術を思い浮かべてみます。

鹿島の初期は、守備ブロックと、カメラワークが追いつかない素早いカウンターで始まりましたね。今でも得意としている部分です。特筆すべきは、故障前にジネイがアシストしたカイオのゴール。相手のセットプレーのボールをヘディングで直接カイオにぴたりとパス。カイオの位置を事前に確認し、相手のチャンスボールを単なるクリアでなく、あそこまで完璧につなげてしまう意識と技術の高さ。流行りの「縦に早い攻撃」の究極の形でした。強い相手には堅守からの素早いカウンター。

ビルドアップの下手な相手には当然、前からのハイプレス&ショートカウンター。ジネイとダヴィのハイプレスをかいくぐれる巧い相手などなかなか居ないかもしれない。これは、ジョアンカルロス監督が作り、三冠を達成につながったスタイル。

最後にセレーゾ前政権時に取り組んだポゼッションサッカー。三連覇で花開きます。マルキーニョス、小笠原、ダニーロの強靭なキープ力や本山、野沢のファンタジックな技術で、バルセロナを彷彿とさせる時代も築きました。今のチームに投影すると、その時代を知っているキープ力の遠藤、テクニシャンの土居が成長してきている。そこに柴崎、ジネイを加えると、実はこのスタイルのサッカーだって遠いものではない。

つまり、駒がそろってくると戦術的にはかなりの融通が効くようになれる。肝心の守備が穴だらけでは駄目ではないかと心配はありますが、流れの中での失点はともかく、セットプレーではダヴィが戻り、前述のクリアがカウンターのジネイらが守りに加われば、それだけで失点が減る。昨年は高い割合で、ダヴィが、ニアサイドで相手のコーナーやセットプレーからのハイボールを弾き返していますからね。

こうして得点が増え、失点が減って連勝できるようになれば、問題のさある若いCBたちも、勝ちながら育つことが出来るでしょう。

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