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【2598】2020天皇杯決勝を終えて〜大岩は最後まで大岩だった 鹿一 20/1/1(水) 18:45


大岩自身一時期少し成長は見られたが、平面的人間力のレベルで、鹿島特有の伝統に裏打ちされた鬼神を呼び込む力(奇跡を起こすというやつだ)を見事と消し去ってくれた。

彼のそれは一時的な量的成長であり、永続性のある質的成長とは異なるもの。
しかし後者こそ鹿島が尊ぶ成長であった。
この2年半、大岩は鹿島から魂を抜いてくれた。
「逆境に強い鹿島」「勝負に徹しきる姿勢」がチームから消えてしまった。

超一流とは心技体が充実している事。
大岩はそのうち「技」ばかり求めて来た。
「体」の部分に相当する個人のフィジカルとチームとしての一体感、そして最も大切な「心」の部分の魂、この2つを蔑ろにして来たとしか思えない。

2017年の中盤から終盤にかけて、鹿島伝統の象徴である小笠原満男を外し「独自色」を出し始めたあたりから、これはおかしいぞ?と感じ始め、ずっと伝統回帰を訴え警鐘を鳴らしてきたが、最後まで最後まで原点には戻れず、離れていった。

そしてフロント。グローバリズムの波に任せ超有望株選手(安部、安西など)をホイホイ放出する姿勢。
超一流の芽をどんどん外に出し、中堅チームのリーダー格(1〜2流)をかき集め、伝統の力に乗っかるだけで勝てると考えたのか?
そこそこできたとしても、中心にいる監督が伝統を壊す大岩ではそもそもムリ。それだけでタイトルを獲れるほど甘くない。

海外、国内から超一流をかき集めている神戸とはまるで真逆。

解説の山本氏も今日、歴史のターニングポイントになるかも知れない、とコメントしていた。

2020年というオリンピックイヤー、新国立の舞台で、神戸が頂点に立ち、お金で超一流をかき集めるスタイルが今後のあるべき姿であるかのような印象が広く示されてしまった。

逆に言えば、うちがここで勝てば鹿島時代の再来をアピール絶好の場であったのに、大岩はこのチャンスをミスミス捨ててしまった。

大岩時代の唯一の功績は間違いなくACL制覇だが、国内無冠と引き換えはなんとも寂しい。(ACLについては国際舞台でのジーコ効果と神憑りの要素が大きいが)
確かに小笠原時代、ACLは毎回決勝トーナメントで敗れ勝てなかった。内弁慶と何度となく揶揄された。悔しかった。

CWCで覚醒したフロントはACL制覇の為にレオシルバを取ったのだろうし、国際大会の勝負どころで彼を使うのは確かに正しかったと思う。
しかし、国内、特にリーグ戦まで彼を中心に据えたのは間違いだ。
毒薬的な強さを持つレオシルバだが、チームを勝たせる精神的支柱、苦しい時にチームを一つにまとめられる小笠原のキャプテンシーには遠く及ばない。

今日のような苦しいゲームで誰がチームを鼓舞したのか?土居がプレーでその片鱗を見せたくらいではないか。

小笠原を外しレオシルバを中心に据える判断したのは大岩の罪は大きい。(フロントは若手の成長やACL獲得の方針までで、小笠原外しまでは指示していなかったと思われる)

鹿島の伝統とは異質な「うまい」選手がピッチ上で都度判断する、個人技頼みの寄せ集めチームとなってしまった。
また「技」ばかりを求めた為、「心」がない、「体」がないから異常にけが人が出たとみている。
これもレオシルバを中心にチームを作った結果とみている。各自がミニ・レオシルバを目指してしまった。。

来季、フロントに要望したいのは、鹿島の伝統(ジーコスピリット、献身・誠実・尊重)の原点に立ち返り、それをチームにもう一度植え付けられる監督の招聘と、それから小笠原に後継者の育成(土居?三竿?残留希望。満男本人の現役復帰も希望)と、
そしてグローバリズムの波に抗し、超一流の芽のある選手を育て上げる長期的視点と、超一流どころを海外から呼び込む外交戦略。

世界を見ても今、弊害の多いグローバリズムを見直し、いい意味でのナショナリズムに回帰している。
国で言えば国体護持。鹿島は今、国体がぐらついている。魂を失えば国が滅ぶのと同じ。
鹿島はかつて「ナショナリズム(一貫したチーム方針、戦略と戦術)」の権化で、簡単に選手を出さなかったし、一心にチームの醸成に努め強くなって来た。
去年までの川崎や今年の横浜が強かったのはいわば「ナショナリズム」に徹したから。

伝統が壊れかけている中「王国」再建はまずは魂の建て直しから。
ジーコがいる今が最後のチャンスかも知れない。

そして本人には申し訳ないが、大岩が去る事が再建に向けた第一歩目である。

引用なし

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