ジャッジが不当なものであることはピッチの敵味方わかっていた。
だが覆ることはないことも同時にわかっていたはずだ。
問題は、ジャッジの基準で、そこを攻めることになる。ピトゥカはそこを
よくわかっていて、直ちに行動で示した。コーナーでの「倒れ」である。
レフェリーは、動揺したはずだ。敵選手も基準に対し動揺があったはずだ。
もし、この状態で、相手エリア内の攻防が長期化すれば、12人の敵は動
揺しながらのジャッジ、プレーとなる。
よって、ひたすら相手エリア内にけり込み、又はドリブルを仕掛け、あるい
はFKを呼び込んで相手エリア内での接触を引き起こす作戦に出るというのは
いかがか。向こうは、それを恐れていたはずだ。
それは、妄想だろうか。ピッチの選手たちはどう感じたか。
ビスマルクや小笠原を見てきた自分としては、その点いろいろ考えさせられた。
ドリブルや接触を誘うプレーを選択・多発できていたら、12人の敵はもっとグ
ダグダに中途半端になったのではないか。
妄想だが、自分のほかにそう考える者はなかっただろうか。松村はどうだ?