第１４節

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第１４節　対セレッソ　5/15 (水)（カシマ）

やったぜ！長谷川！

攻めて、攻めて、攻めまくった末にようやく長谷川祥のＶゴールで勝ちをおさめることができました。
キックオフからボールを支配するのは予想通りアントラーズ。軽やかなパス回し、すばやいチェックで相手にハーフラインを越えさせません。しかし、セレッソが超ディフェンシブに来るのは予想されたとおり。これをどう切り崩して得点するかが今日の課題です。
しかし、今日のセレッソいつもとちょっぴり違いました。ディフェンスラインと前線との間をコンパクトに保ち、いつもより攻撃に厚みがあります。しっかり守ってすばやくカウンター、しかも今日はアントラーズの左サイドがことごとく突破されます。
相馬があがって空いたスペースに走り込まれて奥野が引きずり出されたところでセンタリング。人数の揃っていない中央で相手に決定的なチャンスを作られること数回。相手選手の決定力のなさのおかげでなんとか無失点で折り返しましたが、この前半で寿命が３年くらい縮まりました。
ボールを支配しながらも点の取れなかった前半、しかも相手には何度も決定的なチャンスをつくられて打たれたシュートは倍以上。なんか知らない間にセレッソペースの試合展開に引きずり込まれていました。
さて、気持ちを切り替えて望んだ後半。前半にも増してアントラーズのボール支配率はあがります。そして、何度も迎える決定的チャンス。しかし…しかしあのにっくきゴールキーパー・ジルマールにことごとくはばまれてしまいます。この試合、セレッソペースいやジルマールペースです。
長谷川のシュートを足で止め、肩で止め、マジーニョのシュートをはじき出し、ディフェンダーの裏に出した絶妙のスルーパスもカット。レオナルドの中央突破までもがはばまれてしまいます。もし、相手キーパーが別のキーパーならここまででもう３－０くらいにはなっているはずです。
そうこうしているうちにアントラーズの選手のシュートが微妙に狂い始めます。ジョルジーニョのシュート、マジーニョのシュートがほんの少し枠からずれてきます。いかんいかんもう残りわずか５分だ。
ここから、始まるセレッソの猛反撃。残る力の全てをかけてアントラーズ陣内へ攻め込んできます。しかしやはりエースを欠いた攻撃陣の決定力不足はカバーできず。後半も０－０のままついに延長戦に突入します。
ここでアントラーズイレブンは他チームの結果を知ることになります。フリューゲルス２－４、ジュビロ３－４上の２チームが揃って敗れています。これはチャンス！！ここで勝てばジュビロをぬいて２位。しかも首位との勝点の差を２に縮めることができます。しかも次節はその首位フリューゲルスとの直接対決。これに勝てば首位に返り咲き後半戦を迎えることができます。
もりあがるカシマスタジアム。絶対に負けるわけにはいきません。延長Ｖゴール方式の前半が始まります。セレッソも懸命のディフェンス。
しかし、延長前半３分、中央レオナルドから右サイドへの絶妙のスルーパスに増田が追いついてセンタリング。これをキーパーの前に走り込んだヘディングの帝王、長谷川がディフェンダーにも競り勝ってシュート。ゴール逆サイドへ吸い込まれる見事な、そして得点王を守る１１点目となる決勝Ｖゴールを叩き込みます。
この長谷川祥の決勝ゴールでアントラーズは、今季ホームでは負け知らずの８連勝（カシマスタジアムでは７連勝）得失点差でジュビロをかわし２位へ躍り出ました。
現在、得点では３６点ともちろんダントツのトップ。失点でもレッズ（１２）、サンフレッチェ（１６）につぐ３位（１７）とその強さが数字にも表われています。
また、今日も前節に続き増田がスタメンとしてフル出場、中盤で攻撃の起点となったり、ボールキープをしてアントラーズのペースを作ったりと大活躍していました。ジョルジーニョとのコンビもだいぶサマになってきて、安心して見ていられます。長谷川祥や本田に勝るとも劣らない豊富な活動量で右に左に前に後ろに攻撃にも守備にもとても貢献していました。内藤とのコンビネーションがいまひとつという気もしないでもないですがＶゴールのラストパスなどその活躍はファンの期待通りです。
で、最近気になるのが相馬のあがったあとのスペースを相手に突かれるところ、今日もセレッソの右サイドに何度か崩されていました。いつもの布陣だと、結構長谷川祥がカバーしていたりするのですが、今日はかなり深くまで入り込まれて奥野がカバーに入ったところでセンタリングをあげられるというシーンにひやひやしっぱなしでした。
次のフリューゲルス戦でも相馬vs森山、内藤vs三浦淳というサイドの戦いが試合を左右しそうです。このところ２、２、３、４失点とディフェンスラインが崩壊しつつあるフリューゲルスですが、それを上回る得点能力で勝ち星を重ねてきています。次節の前半戦最終戦は首位決戦にふさわしい見所のある試合になることは間違いないでしょう。
この試合も国立のアウェーですが３度目の正直で絶対に勝ち、この手で首位をつかみとりましょう。今からでも遅くはありません。今度の土曜はみなさん赤いユニフォームに身を包み、国立競技場へ応援に行きましょう。
さて１４節までの成績です。
　チーム　　　勝　　敗　　得　　失　　差　　点　　１５節　

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　横浜Ｆ　　１１　　３　３２　２１　１１　３３　　鹿　島　

　鹿　島　　１０　　４　３６　１７　１９　３１　　横浜Ｆ　

　磐　田　　１０　　４　２８　１８　１０　３１　　　柏　　

　浦　和　　１０　　４　２２　１２　１０　３１　　平　塚　

　名古屋　　　９　　５　３１　２０　１１　２７　　京　都　

　　柏　　　　９　　５　３１　２１　１０　２７　　磐　田　

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土曜は絶対に勝って首位で前半戦を折り返そう！！

Kouzi Ozeki

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