Page 1554 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼2013妄想 39鹿 12/12/20(木) 2:09 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 2013妄想 ■名前 : 39鹿 ■日付 : 12/12/20(木) 2:09 -------------------------------------------------------------------------
2013年Jリーグ第○節、浦和vs鹿島。ストーブリーグで移籍が噂された相手との対戦とあって、選手紹介の際、埼玉スタジアムに駆けつけた浦和サポーターから地鳴りのようなブーイングが一人の選手に容赦なく浴びせられる。 因縁の対決。そう銘打つに相応しい戦いが毎年続くが、今年は特に負けられない気持ちが強いせいかボルテージは増す一方だ。両サポーターの大声援が入り混じる中選手入場。キックオフ。序盤から試合は一進一退、攻守の切り替わりが早く両チームがボールを激しく奪い合う。浦和は昨年から主体としているパスサッカーを展開しゴールに迫る。鹿島はセレーゾ政権になり復活した堅守でそれに対抗する。 得点は入らないが十分に見応えのあるゲーム。両チーム共チャンスを作るが、何れも決定機と呼ぶには不十分な形しか作れずスコアレスのまま時間は過ぎていく。スタジアムを赤で埋め尽くした両チームのサポーターが引き分けを覚悟し始めた後半40分過ぎ、試合は遂に動く。ピッチ中央よりやや高い位置でボールを持った鹿島MF柴崎が、前線へ絶妙なスルーパス。ペナルティーボックス内で相手DFの間から半身抜け出したFWがこれをダイレクトでシュート。放たれたボールは浦和ゴールの右隅に突き刺さり、鹿島が先制。 一見真っ赤に染まったスタジアムだったが、一際濃い「ディープレッド」のサポーターだけが狂喜乱舞。ゴールを決めた殊勲者は、誇らしげに胸のエンブレムを拳で叩き、「ディープレッド」のサポーターに向かってサムズアップ。 その男の名は興梠慎三、そう鹿島のエースナンバー13を背負う男である。 って妄想してみた。 |