チャヴリッチの残留は喜ばしい。
怪我後のコンディションと危ないスライディング癖は心配だが、彼の残留によって実力が把握できている外国人が開幕から存在するという安心、そして昨季ピーク時の戦力をほぼ維持して新シーズンを迎えられるという安心を得られた。
鬼木新監督は前所属において2010年から2016年までトップチームコーチ、2017年から昨季までトップチーム監督だったという。その前の監督が2012年から2016年までだったらしいから、その監督によるチーム作りと、それを発展させ戦力を整え複数のタイトルをとるというプロセスの全てを経験してきた人材ということになる。その経験とノウハウ導入を期待してのオファーだったと思うのだが、その実行は新監督一人で行う(行わせる)つもりなのか、今季監督以外のスタッフ陣を見ると新監督と現場でつながりのあった人はおそらくゼロ。
コーチ陣へ、選手へ、フロントへ、まずは彼一人が、彼一人で、期待されているものを伝えていかなければならない。そんなことができるんだろうか。